エグゼクティブ転職

社会人として経験を十分に積んだベテランともなると、多くは職場での地位もそれ相応に高くなっています。昇給も十分に期待できるのであれば、何も転職などしなくても今の職場で働き続けるのが賢明と考えるのが一般的でしょう。

ですが、自分の能力や働きをもっと評価されたい、自分の価値をさらに高めたいと考えた場合、転職するのもひとつの道です。転職によるキャリアアップは若手だけでなく、ベテランであってもチャレンジする価値があるものです。

役員や上級管理職についているベテランの転職は「エグゼクティブ転職」と呼ばれます。聞き慣れない言葉かもしれませんが、近年エグゼクティブを対象とした転職市場は活発になってきています。

ここでは、エグゼクティブ転職とはどんなものかや成功のために押さえるべきポイントについてお話しします。もしも自分がエグゼクティブ転職のターゲットとして当てはまるのであれば、転職を視野にいれてみてはどうでしょうか。

エグゼクティブ転職とは何か

エグゼクティブ転職というとあまり聞いたことが無いかもしれませんが、重役などを意味するエグゼクティブの名前のとおり役員や上級管理職を対象とした転職です。似たような意味でハイクラス転職という言葉が使われることもあります。

上級管理職向けの転職

エグゼクティブ転職は経営者や役員、上級管理職を対象とした転職です。終身雇用制が主流であった日本では従来はこの層の転職は活発ではありませんでしたが、終身雇用制の崩壊などもありエグゼクティブ転職の市場も拡大してきています。

対象年齢が決まっているわけではありませんが、上級管理職がターゲットとなっているので、自然とそれなりに経験を積んだ年代の人が多くなります。また年収もかなり上のクラスになります。

管理職の中でも上級職の割合は少ないため、転職市場においても案件は限られてきます。そのためにこうした情報は公開求人ではほとんど無く、エグゼクティブ転職専門のサイトやエージェントでない限り目にすることは少ないのです。

ヘッドハンティングが比較的多い

企業が中途採用での求人を募集する場合、一般的には転職サイトを利用して情報を掲載します。採用条件などを転職サイトに登録して幅広く公開するわけです。

ですが幹部候補などの上級管理職を募集する場合、幅広く募集をかけるのは必ずしも効率的ではありません。企業の経営に携わるなどの上のポジションをまかせられるような人物に絞って接触した方が良いこともあります。

そのためエグゼクティブ転職ではヘッドハンティングが比較的多くなります。広く募集をかけるのではなく、これはという優秀な人材を直接スカウトして他社から引き抜くのです。従来は外資系企業で多く行われていましたが、最近は日本企業にも多くなっています。

他社からの引き抜きというのは良いイメージでは無いので、ヘッドハンティングはあまりオープンには行われません。内密にすすめられることが多いため、あまりなじみがないものとなっています。

ヘッドハンティング以外も増加中

ヘッドハンティングが多いエグゼクティブ転職ですが、エグゼクティブ層の転職市場が育ってくるにつれてヘッドハンティング以外での転職も増えてきています。

ヘッドハンティングはコストがかかります。ヘッドハンティングにおいては必要とされる人材の条件に合致する人物を探し、接触して交渉をするわけですが、これはかなり手間のかかることです。多くはこうしたノウハウを持つ専門のヘッドハンターに依頼するのですが、優秀なヘッドハンターは報酬も高くなります。

またヘッドハンティングの場合は他社からの引き抜きになるため、その分提示する報酬も高額である必要があります。これらの要因により、ヘッドハンティングのコストはかなり高くなります。

これに対して最初から転職を希望している者とのマッチングであればそこまでのコストはかかりません。そのため転職市場が育っていればヘッドハンティング以外の採用が多くなるわけです。

転職希望者も採用企業も転職に前向きに

一昔前にくらべて転職は一般的なものになり、ひとつの会社に一生勤め続けるものという価値観も古いものになりつつあります。それにつれて重役などのポストに就いている人の転職も増加しています。

重役が転職するというと昔は社内の権力争いに負けて追い出されるようなイメージでしたが、今はキャリアアップのための前向きな転職も普通に行われます。

採用する企業の側としても、従来は重役といえばその企業の生え抜きの社員が主流でしたが、今は社外から招くことも多くなっています。その企業で育ち仕事や企業風土について熟知した人材だけで固めるのではなく、社外から新しい考え方を導入することで企業を成長させようというところが増えているのです。

このように転職する側も採用する側も考え方が変化しており、以前にくらべてエグゼクティブ転職は活発になっています。そのため、ヘッドハンティングに頼らなくてもお互いの希望をマッチングできる可能性が高くなっているのです。

転職サイトや転職エージェントを利用したエグゼクティブ転職

ヘッドハンティング以外のエグゼクティブ転職の方法としては、転職サイトや転職エージェントを利用するのが一般的です。

エグゼクティブ転職サイトが増加

エグゼクティブ転職専門の転職サイトは増えており、検索してみるといくつも見つかるでしょう。終身雇用制が主流だった一昔前は上級管理職が転職市場に出てくることはまれでしたが、前述のとおり転職する側や採用側の意識の変化により、エグゼクティブ転職の市場も活発になりつつあります。

一流の人材が転職市場に流れてくることも多くなった昨今では、ヘッドハンティングで引き抜くのではなく、転職サイトや転職エージェントによるマッチングでも十分に優秀な人材を採用することができます。そのためにこうしたサービスが充実してきているのです。

以前もエグゼクティブ転職の求人情報が無いわけではなかったのですが、昨今は明確にエグゼクティブがターゲットであることを打ち出して専門に情報を提供するサイトが増えています。エグゼクティブの採用企業の情報が増え、転職する側としても利用しやすくなっています。

エグゼクティブ向け転職サイトを利用するには?

エグゼクティブ転職のサイトというと、条件の良い求人情報がそろっており、年収も1千万クラスの求人も珍しくありません。そのため登録を希望する人も多いですが、誰でも登録すればエグゼクティブ向けの求人を紹介してもらえるわけではありません。

登録に際しては特に制限が無いところが多いですが、基本的に今の業種や職種、年収などを登録するので、企業側が希望する条件に満たない人には情報はまわってきません。役職と年収がある程度高くないと意味が無いでしょう。また年収が一定以上の人だけが登録できるサービスもあります。

自分はエグゼクティブ向けの転職市場で価値がありそうだと思ったら、積極的に登録してみましょう。基本的にどこもWEBからフォームに必要事項を入力して登録します。

主なエグゼクティブ転職サイト

転職においてはどこの転職サイトに登録するかや担当の転職エージェントとの相性が重要です。以下におすすめのエグゼクティブ転職サイトを挙げます。

リクルートエグゼクティブエージェント

就職・転職市場においてリクルートは最大手であり、誰もが名前を耳にしたことがあるでしょう。そのリクルートグループのエグゼクティブ転職サイトが「リクルートエグゼクティブエージェント」です。

日系企業の情報に強く、実績もあり、取り扱う情報数も多いです。各業界や業種に精通したエージェントがおり、さまざまなな業界での転職において頼りになります。リクルートグループとしての膨大なノウハウの蓄積があり、大手の安心感があります。

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JAC Recruitment


外資系企業での採用や海外勤務を希望する場合に頼りになるのが「JAC Recruitment」です。国内で働いていると海外の企業の情報はなかなか入ってこないものですが、JACは外資系や海外転職に強みがあり求人情報がそろっています。また外資系だけでなく日系企業の情報もあります。

グローバルに活躍したいのであれば、外資系に強みのあるエージェントから採用企業についての情報を得るのが近道です。JACのコンサルタントは企業や現地の風土や文化について良く把握している他、海外転職におけるノウハウもあるので、面接対策や書類作成などでサポートを受けられます。

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ビズリーチ

「ビズリーチ」は日本で初めて求職者側からお金を取るシステムを採用したハイクラス向け転職サイトです。登録は無料ですが、機能を使いこなしたいなら有料となります。

また転職前の年収750万円以上の人がターゲットであり、扱う情報のクオリティも高くなっています。もちろん年収は正直に申告しましょう。

他の転職サイトは利用者に担当エージェントがついてサポートする形のところが多いですが、ビズリーチの場合は登録することでヘッドハンターからスカウトが来るようになります。ヘッドハンターは2000人以上おり、利用者の経歴を見てふさわしい人材を探しています。

ヘッドハンティング型の転職サイトでは最大手であり、自分の能力やスキルに自信がある人や、自分の価値を知りたい人におすすめです。

エグゼクティブ転職を成功させるためのポイント

エグゼクティブ転職は待遇が良いものが多く、それだけに採用においても条件が厳しくなっています。もともと少ないポストなこともあり、エグゼクティブ転職を希望する人すべてが成功するものではないのです。

エグゼクティブ転職を成功させるために押さえておきたいポイントについてお話しします。

今の職場での年収は一定以上か

エグゼクティブ転職サイトによってはある程度以上の年収が必要なところがあります。サイトの登録フォームには年収の記入欄があるのが一般的です。

また登録においては年収の額については制限は無いところでも、年収が低い人には案件があまり紹介されないということもあります。年収はその人の能力や地位をあらわすひとつの目安です。年収が高い=能力が高いと見られると考えて良いでしょう。

と言ってもどのくらいあればエグゼクティブとして扱われるのか、良く分かりませんよね。担当の転職エージェントによっても「600万円以上」「750万円以上」「1千万円以上」など考え方が違うことがあります。

どれだけあれば良いかは明確に線引きするのが難しいですが、まずは登録してみてあまり情報が紹介されないのであればエグゼクティブ向けではない普通の転職サイトに登録しなおした方が良いでしょう。

業界の将来像を描けるか

転職、特にエグゼクティブ転職においては即戦力となることを求められます。これまで習得したスキルや経験を転職先で活かすことが重要になるのはもちろん、部門のトップや経営層として部下や会社を率いていくために、業界についての深い見識も必要になります。

業界の将来像を描き、その中で自社はどのようなことをしていけば良いかのイメージを明確にすることがエグゼクティブには求められます。与えられた仕事をするだけでなく、仕事を作る立場となるのです。

また市場が縮小傾向にある業界では、そのままでは経営が行き詰まってしまいます。こうした企業がエグゼクティブとして求めるのは、業務の方向性を変えたり異業種のノウハウを取り込んだりといった思い切った舵取りができる人材です。

こういった状況でエグゼクティブ転職を成功させるには、ただ仕事の知識があるというだけでなく、業界の未来やその中での自社のポジションなどについて明確なイメージを持てる人材であることが大切です。

相性の良いエージェントを選ぶ

転職のマッチングにおいてはエージェントの存在が重要です。企業の求める人物像とマッチした人材を紹介するのがエージェントの役目であり、的確なマッチングができるエージェントであれば大きく頼りになります。特にエグゼクティブ転職では非公開求人が多く、エージェントの紹介が生命線となります。

優秀なエージェントにあたるかどうかは運もあります。情報を多く持ち、交渉が上手く、利用者の適正を見抜けるエージェントが理想ですが、そう完璧なエージェントばかりではないかもしれません。

エグゼクティブ転職を担当するエージェントであれば一定以上の能力はあると考えて良いですが、やはりそれぞれに得手不得手がありますし、利用者との相性もあります。

たとえば自己分析がすでにできている利用者の場合、情報を多く持つエージェントであればマッチする情報を紹介してもらえる可能性が高くなります。

自己評価や自分の目指す方向などについて迷いがある利用者の場合、利用者の適性を見抜くのが得意なエージェントと組むことでそれまで気づかなかった自分の可能性に気づき大きくステップアップするチャンスに出会えるかもしれません。

こうしたエージェントとの相性は思いのほか重要となりますので、もしも転職活動をすすめていく上でエージェントと合わないなと感じたら変えてもらうのもひとつの手です。

エグゼクティブ転職でも通常の転職と変わらないことがある

以上、エグゼクティブ転職についてお話ししました。エグゼクティブ転職について耳慣れなかった人でも、実は自分はターゲットだったと気づいた人がいるかもしれません。

逆に普通の転職とそう変わらないと思っていた人で、意外と条件が厳しいのだなと感じた人もいるのではないでしょうか。

エグゼクティブ転職の場合、今のポジションや年収についてシビアに見られますし、一定以上の条件を満たしていないとなかなか情報が紹介されないものです。そのため通常の転職以上に、準備はしっかりしておきましょう。

と言っても、自分の職歴や経験、スキルをクリアにまとめ、アピールポイントを明確にし、業界の動向についても頭に入れておくという基本は同じです。通常の転職と大きくかけ離れているわけではありません。

エグゼクティブ転職は成功すれば大きなキャリアアップや年収アップにもつながります。まずはエグゼクティブ転職サイトに登録してみて、どれだけの情報が紹介されるか自分を試してみても良いのではないでしょうか。

CMや広告でも露出が多く、日本では知らない人はいないというほどの日本最大級の総合転職サイト。

マイナビエージェントは独占求人が多いため、他にはない求人が多く存在しています。

求人が多いのもそうですが、それに伴い非公開求人も多く存在しています。まず登録しておくと求人を探す幅が広がると言われている転職サイトです。

強み 年収アップ率
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求人数 こんな方におすすめ 対応地域
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設立は2003年と比較的新しい会社ですが、今の時代に特化したIT業界・WEB業界の転職者を支える総合転職サイトです。

業界の認知度はとても高いのですが、一般的な認知度はまだまだといったところ。

しかし、求人数は他の転職サイトに引けをとらないほど多く、専門的な分野から選択することができます。

また、転職コンシェルジュの対応が早いためサクサクと転職活動を進められることができます。

強み 年収アップ率
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  • IT業界やWEB業界の独占求人が多く、企業や転職者には高評価
5つ星
求人数 こんな方におすすめ 対応地域
約 7,000件 IT系 / WEB系 / エンジニア 全国

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ただし、求人数が膨大なだけあって、その中には質の悪い求人も多数存在しているので自分で確実に選別する必要があります。

面接対策や、書類の添削に関しては高評価なので、転職する際には必ず登録しておいた方がいいサイトです。

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