社畜

首都圏にかなりの雪が降ると予報されていた日、それでも数多くのサラリーマンが出社しました。上から出社するように言われていたところもあれば、命令は無くてもなんとなく休みづらい雰囲気だったところもあるようですが、どちらにせよ多くの人が雪のふる中をがんばって出社し、そして午後には大雪が積もり予想されたように帰宅の足は大混乱となりました。

もちろんライフラインに関わるなど休みにできない仕事はあります。ですが、端から見たら不要不急の仕事というわけでもないのに大雪の中を出社する姿に「社畜」という言葉が浮かんだ人も多いようです。

日本のサラリーマンのあり方を批判あるいは自嘲するのに使われる社畜という言葉ですが、なぜ社畜と言われるまで会社のために仕えてしまうのでしょうか。

そして社畜は本当に会社のためになっているのでしょうか?
ここでは社畜について少し考えてみましょう。

社畜とは何か

「社畜」という言葉は、家畜のように飼い慣らされひたすら柔順に会社に従う社員というような意味合いです。しばしばネット上で使われるのでネットスラングと思っている人も多いかもしれませんが、意外と歴史は古く平成2年の流行語でもあります。

社畜の他にも仕事中毒とか会社人間など似たようなニュアンスの言葉はいろいろありますが、社畜と言う場合には自分の頭で考えることをやめているようなイメージがあります。

ともあれこうした言葉がいろいろあるということは、それだけ日本にこういう状態の会社員が多いということを表しているのかもしれません。

同調圧力が社畜を生む

社畜というと会社トップの命令に家畜のように従って……という印象があるかもしれません。ですが会社員を社畜にしてしまうのは、実は同じ社員からの圧力が大きいのです。

同調圧力とか集団心理とか呼ばれるもので、自分たちが社畜であると他の人にも社畜になるようプレッシャーをかけてしまうのです。たとえば、次のようなプレッシャーは感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

  • 社会人なら自分のことより仕事を最優先させるべき
  • 皆が残業しているのにひとりだけ先に帰るのは社会人としてどうか
  • どんな悪天候であっても遅刻や欠席の理由にはならない
  • 交通網が乱れても定時出社しなければならない

こうしたことが刷り込まれて育った世代がさらに後輩にプレッシャーをかけて……の繰り返しで社員がどんどん社畜になる悪循環があります。「自分が苦労したことは下の世代も同様に苦労するべき」「結果よりもがんばることこそ美徳」と固く信じていて、下の世代にプレッシャーをかけるのです。

また、上の世代からの押しつけだけではありません。同じ立場の同僚だからこそ、みんなが頑張っているのに自分だけ楽できないという雰囲気ができてしまうと、そこから逃げるのは難しいものがあります。

最初の内は社畜に疑問を持っていたとしても、激務と周囲からの圧力にさらされているうちに、自分で考えることをやめて社畜化してしまうのです。

こうした問題は社畜を良しとする社風が後押ししている面もあります。本気で社員の社畜化を止めたいのなら、会社トップが大なたを振るうことが必要でしょう。

ですがひとりひとりの心がけを変えるだけでも、すぐには変わらなくても、少しずつ雰囲気を変えていくことは可能です。古い価値観の社畜という働き方では誰も得をしないということを考えてみる必要があります。

社畜は会社のためになっているのか?

社畜は会社のために自分を犠牲にしているイメージがあります。ですがプライベートの時間を削って社畜として働いたとして、そもそも会社のためになっているのでしょうか?

会社側が何もかもルール化しているわけでは無い以上、ある程度は現場でのルールは必要になります。そのために「社員としてはこう振る舞うべき」という暗黙の了解があることも多く、それが組織としての秩序をたもち良い方に働いている場合もあります。

ですがそうした現場でのルールが独善的なものになっていて、会社の利益になっていないケースもあります。暗黙の了解にしばられた状態で社内の風通しが悪くなり、何か問題があっても言い出せず非効率的なやり方に固執する状況などです。

たとえば冒頭でお話しした大雪の中の出社ですが、これは本当に会社の利益になるでしょうか?もちろん仕事内容にもよりますが、自分たちだけ定時出社したところで取引先などが業務開始時刻を送らせたり在宅勤務に切り替えていることもあります。

これでは定時出社を死守させる意味はほとんどありません。また無理に出社すると交通の混乱の元になるために社会的な利益も損なってしまいます。

大雪でも出社することが本当に会社にとって必要なのであれば、あらかじめ会社に泊まるか会社近くホテルに泊まるなどの方法はあります。いわゆるホワイト企業であれば、そうした行為にも手当が出ます。

もしも宿泊手当も無いのに自主的に宿泊をせざるを得ない状況に追い詰められるのであれば、人材を使い潰すブラック企業と言えます。そしてそうやってまで出社したところでろくに仕事にならずに帰宅ということもあるのです。

具合が悪くてもがんばって出社するなどのケースもそうです。社畜としては風邪くらいでは休めないと思っている人は少なくありませんが、無理して出社しても仕事にならなかったり、感染症を広げる結果となりかえって迷惑なことが多いものです。

また社員にプライベートを犠牲にさせると、社員の心身が消耗します。すると仕事へのモチベーションが下がり離職率があがって人件費の増加になったり、効率の良い仕事術の導入が妨げられたり、社畜と呼ばれるような働き方は会社からみても利益につながらないことが多いのです。

一歩引いて、自分・会社・社会の利益を考えよう

近視眼的な見方では、自分の心身を削ってでもがんばって社畜として働くことが会社のためになっているような気がするかもしれません。もっともそれが正しいのかどうかを考えられない状況に追い詰められているから社畜と呼ばれるのですが。

一歩引いた見方をすれば、自分の人生のためにも、会社のためにも、さらには社会のためにも、長期的な利益を考えるならば社畜として働くのは考え直してみた方が良いでしょう。自分を消耗させるような働き方では、結局は長続きせず会社の利益にもならないのです。

たとえば雪の日には無理な出社をしないという空気ができれば、社員に無理をさせずに身の安全を考えるということで、社員のモチベーションや定着率の向上にもつながり、長期的には会社の利益にもなります。

とは言え、同僚や上司からのプレッシャーがあるために行動を変えるのは難しいかもしれませんが、それでもひとりひとりが何が本当に自分や会社のためになるのか考えるようになれば、少しずつでも良い方向に向かうかもしれません。

社畜から脱して自分の頭で考えるようにすることは、自分を守るために大切です。そしてひとりひとりが自分を大切にする働き方は、社会のためにもなるはずです。

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