IT業界は今後ますます成長していく見込みで、求人情報も数多く出ています。またIT業界は比較的中途採用が多い傾向にあり、転職によるキャリアアップを目指すことも一般的です。

ただ中途採用の多くはIT業界の中での転職で、専門スキルを身につけた経験者向けの求人が中心です。

そのため異業種からIT業界未経験で転職を目指すことは可能なのか不安に思う人も多いでしょう。

ここでは未経験からのIT業界への転職についてお話しします。

IT業界でも未経験者OKの募集はある

IT業界における中途採用の求人情報は経験者向けのものが多いです。専門知識やスキルが必要な業界なので、即戦力となる能力のある人材を求めている企業が多いからです。

転職サイトにもよりますが、IT業界での求人情報は半数~8割ほどが経験者を対象としたのものです。

職種にもよるものの、やはり他の業界と比べても経験者募集が多い傾向にあります。

ただし未経験OKの募集もきちんとあるので、未経験でのIT業界への転職が不可能なわけではありません。

IT業界は成長産業ですので人材不足が叫ばれています。

2016年時点でIT業界は約17万人の人材が不足

(経産省の調査)

この先IT業界の退職者は増えるのに対して需要は増え続ける予測で、人材不足はどんどん拡大すると言われています。

この人材不足の状況においては、当然ながら未経験者OKの採用を増やすしかありません。入社後の育成に力を入れる企業も増えており、未経験でも転職しやすくなりつつあります。

未経験でもIT業界への転職に向いている人はこんなタイプ

未経験OKの求人が増えているとはいえ、IT業界は専門スキルが必要とされる業界であり、向き不向きがあります。

  • 30歳未満
  • 新しい知識を吸収する向学心・好奇心がある
  • ものづくりに興味がある
  • 論理的に考えることが好き

いちがいには言えないものの、未経験でもIT業界への転職を成功させやすい人は上記のような点にあてはまることが多いです。

30歳未満

一般的に未経験の業界に転職する場合若い方が有利です。

それは専門スキルを身につける必要のあるIT業界でも顕著であり、未経験者の場合には今後の将来性を見込んでの採用になるため、20代のうちが有利です。

求人では法律的に年齢制限は設けられませんが、未経験者の場合は「社会人経験3年程度」という募集が多く、実質的に20代がターゲットです。

30歳以上になると企業側としてもある程度の専門スキルを身につけている人材をのぞむため、未経験でIT業界に飛び込むのは難しくなります。ただし不可能なわけではありません。

新しい知識を吸収する向学心・好奇心がある

IT業界では日々新しい技術が登場しています。ツールの使い方を学んだり、プログラミング言語などの専門スキルを身につけても、それがいつまでも業界の主流であるとは限りません。

もちろん基礎は大事ですし、新しい知識を身につけるノウハウは他のことを学ぶ際にも有用です。なので勉強が無駄になるということはありませんが、1回学んでおしまいということにはならないのです。

大切なのは、常に新しい知識を学び続ける向学心や、最新の技術動向などの情報にアンテナを張る好奇心があることです。そうした精神が無いとIT業界で働き続けることは難しいでしょう。

ものづくりに興味がある

IT業界は現代のものづくりと言えます。ソフトウェアは形の無い物ですが、これを生み出すことも立派なものづくりなのです。

そのため自分の手で何かを作り上げることが楽しいという人には向いています。

IT業界の中でも他人の作ったソフトの保守などが中心の仕事もありますが、それにしてもそのソフトがどのような仕組みなのかに興味がある人に向いています。

論理的に考えることが好き

コンピュータは論理的に動いており、プログラムを組むなどIT業界の仕事はまさに論理的思考力が必要となります。

ただしこれは必ずしも理系である必要はありません。文系であっても論理的な記述を得意とする人はいます。多少の数学的な考え方には触れる必要がありますが、文系であっても十分に身につく範囲です。

またIT業界の仕事でもコミュニケーション能力などのヒューマンスキルが必要とされる場面は数多くあります。論理一辺倒ではなく同時に柔軟性も必要なのです。

IT業界の仕事ってどんなものがある?

ひとくちにITの仕事といっても、

  • Webサービス
  • 情報処理サービス
  • ソフトウェア開発
  • ハードウェア開発

などに分かれます。

これらの仕事は、それぞれ専門の企業もあれば、いくつかの部門を持つ企業もあります。

開発手法や開発スピードなどもそれぞれで異なり、当然求められるスキルなどもそれぞれで異なります。

Webサービス

Webサービスはいわゆるインターネット上でのサービスを取り扱います。

SNSをはじめ各種Webサービスを運営したり、企業の公式サイトの保守管理をしたり、ソーシャルゲームなどのアプリの開発・運営をしたりします。

情報処理サービス

情報処理サービスはシステムインテグレータ(SIer)とも呼ばれ、企業の基幹システムやWebサービスの基幹システムなどの開発・運用を行います。

世の中にはスーパーのレジから鉄道の運行情報までコンピュータ処理される情報であふれていますが、それらを取り扱う情報システムを作る仕事です。

ソフトウェア開発

ソフトウェア開発は、コンピュータの基本ソフトであるOSの開発や、OSの上で動くアプリケーションソフトの開発などを行います。

オフィスソフトや画像処理ソフトなどさまざまなアプリケーションソフトがあります。

ハードウェア開発

ハードウェア開発は、コンピュータのハードウェアを開発する仕事です。

パソコンやタブレット、スマートフォンなどから、工場などで特定の作業を行う電子機器までさまざまなものがあります。

IT業界の主な職種

IT業界の職種は、主に

  • エンジニア系
  • Web系
  • 営業系

の3つに分かれます。

エンジニア系

エンジニア系はSE(システムエンジニア)とプログラマーが主流です。SEはユーザーの要望を分析して要件定義をおこない、設計を行い開発とテストを繰り返します。

これに対してプログラマーは実際にプログラムを作成します。この2つのほかにもプロジェクトマネージャーやITアーキテクトなどさまざまな職種がありますが、上位の職種であり未経験可はほとんどありません。

SEとプログラマーはIT業界の代表的な仕事ですが、混同されがちです。よくSEが建築における設計士でプログラマーが大工に例えられます。

小さな企業では兼任になることもありますが、基本的には以下のような違いがあります。

SEはユーザー(顧客)の要望を聞き取り、どうしたらそれを実現できるかを考え、必要なことをとりまとめて設計をおこない、プログラマーに指示を出します。

そしてプログラマーからあがってきたプログラムのテストなどを繰り返し、システムを完成させていきます。

プログラマーは基本的に開発におけるプログラミング工程だけを担当します。SEの指示に従い、実際にプログラムを組む仕事です。

プログラミング言語にはさまざまなものがあり、何ができるかで担当できる仕事が異なります。

実際の現場ではSEとプログラマーで重複する部分も多いのですが、基本的にはSEはIT知識の他にコミュニケーションスキルや管理能力が、プログラマーはプログラミングについてのより深い知識・技術が必要とされます。

Web系

Web系の職種には、

  • WebサイトやWebサービスの企画から運用までをおこなうプロデューサー
  • 現場監督的な存在でデザイナーやコーダーなどを統括するディレクター
  • Webページなどのデザインを行うデザイナー
  • HTMLやCSSなどを用いて実際のWebページを作るコーダー
  • Web上でさまざまなサービスを動かすためのプログラミングを行うWebプログラマー

などさまざまな仕事があります。

営業系

営業系はITサービスを販売する仕事です。企業のシステム開発やWebサイトの制作を請け負ったり、パッケージソフトを売ったり、ITサービスの販売といってもさまざまな形がありますが、その取引を成立させるのが営業です。

営業は当然ながら自社製品についての専門知識が必要であり、またITサービス全般の知識を持ちその中で顧客の要望に対して自社製品がどのように役立てるかを伝えられる必要があります。

そのためSEなどの経験者がなることが多いですが、必ずしも経験が必要なわけではありません。

コミュニケーション能力、プレゼン力、課題解決能力が必要とされる職種です。

また顧客と開発者の間に立ってスケジュールや予算の調整をする仕事なので、総合的な判断力を持ち毅然とした態度を取れる人に向いています。

IT業界への転職を成功させるポイント

未経験からのIT業界への転職を成功させるには、次のようなことをやっておくと良いでしょう。

自分のやりたいことができる職場を探す

前述のとおりIT業界の仕事といってもさまざまなものがあります。自分が何をやりたいかのイメージを固め、それができる職場を探しましょう。

すぐには希望の仕事に就けそうにない場合でも、いずれはその仕事に就けるキャリアを積める職場であるかを確認します。

未経験者採用では即戦力はのぞまれていないことが大半ですが、どのくらいを育成に当てる期間に考えているかは企業により異なります。

未経験者向けに研修があるかとか、育成プランや実績があるかなど、確認しておきましょう。

プログラミング言語を習得する

プログラマー以外の職種を目指す場合でも、プログラミングの知識は基礎となりますので学んでおいた方が良いでしょう。

JAVAかC言語が使われることが多いため、この2つを身につけておくと有利です。

ただし少し高度なため、まったくの初心者の場合は、比較的入門向けとされWebサービスでも使われることの多いJava ScriptやRUBYなどから始めるのも良いとされています。

独学で学ぶもの良いですが、スクールやオンライン講座もあります。

ただしIT業界で仕事を続けるなら後々新しい知識を身につける必要があるので、自分で情報を集めて学ぶやり方は身につけておいた方が良いです。

資格を取得する

ITの資格はいろいろありますが、「基本情報処理技術者試験」を受けておくと良いでしょう。

旧名称は第二種情報処理技術者試験であり、今でも二種と呼ぶ人はいます。年2回全国の主要都市で開催されていて、合格率は20~30%です。

また初級の試験としては「ITパスポート」もあり、ITはまったくの未経験ならまずこちらの勉強をするのも良いでしょう。

試験はすべてコンピュータ上で行われる方式で、全国で年間を通じて開催されています。合格率は50~60%です。

IT業界に特化した転職エージェントを利用する

転職の際に、非常に心強い味方の転職エージェント。

  • リクルートエージェント
  • マイナビ
  • DODA

など有名なエージェントは総合転職エージェントと呼ばれ、様々な業界業種の転職のサポートを行っています。

もちろんこれらの転職エージェントを利用して、転職活動を進めることも可能なのですが、より精度の高い活動を求めるには、IT業界に特化したエージェントの利用がおすすめです。

IT特化エージェントの「マイナビエージェント×IT」

マイナビエージェント×IT

IT業界に特化した専門スタッフがマイナビ転職のノウハウを元にしたサポートをしてくれるおすすめのエージェントです。

自分の経験・スキルについてまとめる

IT業界が未経験であっても使える知識がないか、自分の経験・スキルについて見直してみましょう。

個人ホームページやブログを運営していてHTMLやCSSの知識があるとか、SEOについて分かるとか、何かある人も多いのではないでしょうか。

またコミュニケーション能力や交渉力といったヒューマンスキルはどこの業界でも必要となるものです。

特にSEや営業ならコミュニケーション能力は評価されるポイントなので、自分の経験からアピールできるポイントはないかなど、これまでの経歴を振り返って見ることがおすすめです。

応募書類・面接では熱意を伝える

応募書類では、IT関連の資格を持っていたらそれを書くのはもちろん、自分の経験・スキルで使えそうなものは積極的にアピールします。

チームを引っ張った経験があるとか、粘り強く物事をすすめられるなど、探せばあるのではないでしょうか。仕事への熱意や向上心なども評価されるポイントです。

面接においては、なぜ異業種からチャレンジしたのか志望動機を具体的に話せるようにしておきます。

またここでも熱意は重要です。採用担当者は「どうしてIT業界を志望したのか」「入社してからハードな仕事にもついてこられるか」を見たいので、これらをアピールすることが大切です。

未経験で入社してから何ができるようになりたいかや、すでに身につけていることは何があるかを具体的に伝え、向上心や熱意があることをアピールすることで、採用される可能性がアップします。

また転職エージェントは書類作成や面接のアドバイスをしてくれるので、これを利用するのもおすすめです。

IT業界の採用事情にくわしいプロの指導を受けることで、転職の成功確率が高まります。

未経験でもぜひIT業界へのチャレンジを

以上、未経験からのIT業界への転職についてお話ししました。専門スキルを身につける必要があるので向き不向きがありますし、誰でも簡単に就けるわけではありませんが、それでも未経験からIT業界への転職を成功させた人は大勢います。

IT業界は今後も盛り上がっていくことが見込まれますし、転職を考えていてIT業界に興味があるのならチャレンジする価値はあります。

未経験の業界への転職活動はわからないことも多いと思います。そのため転職エージェントを利用するのもおすすめです。今の会社で働きながら円滑に転職活動を進めるには、こうしたサービスを積極的に活用してみてはどうでしょうか。

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